80歳になっても20本の歯を残そうという「8020運動」については、皆さんもよくご存知かと思います。
このスローガンが提唱されたのが約30年前のことなので、その意義についても広く普及していることでしょう。
今回はそんな8020運動と歯並びの関係について詳しく解説します。
歯を失う主な原因といえば、虫歯や歯周病ですよね。
これらの病気は重症化することによって、最終的に歯そのものを失うこととなります。
実際、高齢の方で残っている歯の本数が少なかったり、残存歯がゼロあったりする場合は、過去に虫歯や歯周病で悩まされた経験があることでしょう。
ただ、それ以外にも歯を失う原因として重要な要素があるのです。
それは「歯並び」です。
8020運動を達成した人のお口の中を調べてみると、そのうちの84%が正常咬合であることがわかりました。
つまり、歯並びがきれいな状態ですね。一方、出っ歯である上顎前突では15%、開咬(かいこう)や反対咬合での8020運動達成者は0%となっています。
つまり、歯並びの良し悪しと、歯を失うリスクというのはわかりやすい関連が存在しているのです。
歯並びがよいと、歯の清掃性が高まります。歯ブラシが歯列の隅々にまで行き届くので、プラークや歯石が形成されにくくなります。
また、かみ合わせの力が均等につながり、歯や歯周組織、顎の関節にかかる負担も軽減され、結果として歯を失うようなトラブルを回避することができるのです。
このように、歯並びをよくすることは8020運動の達成にもつながりますので、歯列不正や不正咬合にお悩みの方は一度、DentalOfficeKure(デンタルオフィスクレ)までご相談ください。
患者さまにとって最良といえる治療法をご提案いたします。
いつまでも健康な歯を維持するための方法などもお伝えいたします。